大阪市内から1時間で来れちゃう、美しい里山です♪
| 暖かいながらも秋深まる、10月終わりに、以前から行きたかった美術館の見学も兼ねて、丹波篠山にお出掛けしました。大阪市内から車で約1時間で、美しい里山に到着♪緑の美しさと空気もさわやかに感じますね~
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| 車を駐車場に止めて、里山を散策してみました。
丹波笹山は、山に囲まれた地形と盆地特有の寒暖差がある風土を活かした食の産地で、食とともに陶芸の町としても歴史も深く、焼きものの産地として「丹波立杭焼」は日本を代表する陶芸品で、ショウルーム、売店を併設した窯元が道路沿いにずらりと並んでいます。
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| 同じ丹波焼でも、そのお店によって、ディスプレイやデザインが違うので、見ているだけで楽しい~
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| このお店は里山に合った雰囲気でステキ♪たくさんのお店(窯元)があって、全部見たら一日かかってしまいそうなので、またの機会にして、お昼時なので目的のお店に向かいました♪
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| お洒落なカフェもポツポツある中で、誰もが大好きな、卵かけご飯の専門店「玉の助」に到着!看板もイイ感じ~
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| お昼時の少し前に入りましたが、朝ごはんで利用しているお客さんも多くて、すでに店外まで行列ができています(*_*)
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| 店内に入ると芸能人やタレントのサインが飾ってあり、人気店の証ですね~
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| そして、サイン色紙のとなりには「当店のお米は丹波地方の地元農家の100%コシヒカリを使用した絶品、味噌汁は地元の手作り麹味噌で愛情たっぷりの旨さ、醤油は卵かけご飯にベストマッチの国産丸大豆のオリジナル醤油、野菜は安心安全の地元産で、毎朝採れた新鮮そのものです。たまごは地元の平飼い鶏の『おもいやり・たまご』で毎日採れたてを提供しています」と、丁寧な説明書きがあります。
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| 店内は和風の木彫で清潔感があって、窓から里山の風景も見えます。家族で座れる大きなテーブル席から、カウンター席もあります。店員さんは常に笑顔で対応してくれて癒されます♪
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| 各席には、カゴいっぱいのたまごが置いてあり、カゴには「兵庫県認定食品、平飼いの三田高原おもいやり・たまご」の表記の下に、鶏に与えているこだわりのエサの種類とその効能が丁寧に書いてあり、更に「日本で販売されている卵の98%がゲージ飼いで平飼いは2%と希少で、平らな地面上で自由に走り回り、地元農家でのびのび育った健康な鶏が生む卵は、生臭みのない白味と甘い黄味で濃厚な味わいが楽しめます」の説明書きを読むと、ますます早く卵かけご飯食べたくなります!
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| 基本の卵かけご飯定食は、白飯、味噌汁、漬物、黒豆茶で650円ですが、なんと、1定食に平飼いの新鮮な卵を5個までとっていいのにはオドロキ!安~い!
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| サイドメニューもいろいろあって、丹波篠山限定黒豆とうふ、だし巻き卵、地鶏のから揚げ、コロッケに平飼い卵の濃厚プリンなどなどあり、ほとんどのお客さんが、サイドメニューを追加していました。男性客は、ご飯のお代わりする人も多かったですね。
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| 朝ごはん抜きで来たので、私もサイドメニュー追加しちゃいました!サイドメニューは、1品150~200円程度なので、これで1200円位でした。
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| 平飼い卵の殻は固くて数回たたかないと割れません。ご飯は多いようでこれが並です。卵は5個までOKでしたが、私は2個でもうお腹いっぱいになりました(笑)
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| 新鮮な卵かけご飯のランチ後は、15分程歩くと目的地の美術館ですが、黄金に輝き始めた稲穂と里山の景色が美しくて最高ですね♪
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| 道すがら、ポツポツと素敵なカフェもあり、このカフェはテイクアウトOKなので、入ってみることにしました。
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| 明るい店内からは、里山の景色が一望できます。テラス席もあるようです。
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| お洒落な店内の窓からも、山の緑がきれいに見えますね~
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| ホットコーヒーのテイクアウトをオーダーしましたが、時間をかけて丁寧に入れてくれたコーヒーは香りよく本当に美味で、里山を歩きながらいただきました。
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| 道端には、コスモスはじめ、秋の花々がたくさん咲いていて、きれいですね♪
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| ようやく、目的地の美術館の裏口のエントランスに到着。広くて長いエントランスを進みます。
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| 目的地の兵庫陶芸美術館に到着です。以前から気になっていた美術館ですが、今回、興味のある展示があり、訪れた次第です。連絡橋でつながっている、左右に別れた建物なのですね。
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| 館内はフローリングと白壁のシンプルな内装です。
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| エントランスから3階に上がり、展示棟へのアプローチは、ガラス張りの廊下を進みますが、美しくハイセンスな廊下に感動します!
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| 廊下の両脇はガラス張りなので、自然光がいっぱい入ってきます。
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| 紅葉始めた樹々を眺めながら、廊下を進みます。
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| どこから見える景色も、それぞれ美しい~
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| そして廊下の一角には、ペアのチェアーが置いてあって・・・
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| ペアの椅子に座ると、里山の紅葉をひとりじめ(ふたりじめ?)できそう~♪
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| 実際に椅子に座ってみると、紅葉の樹々の中に浮かんでいるようでステキすぎます♪訪れたのは10月末でしたが、今頃はもっと紅葉が進んでいて美しい景色になっているでしょうね♪
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| ガラス張りの廊下だけではなく、階段脇など、館内のあらゆる場所から、里山の紅葉の景色が目に入ってきます。
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| 只今、兵庫陶芸美術館では「九谷赤絵の極致」展が開催されています。赤絵の技法は、中国の赤絵を起源とし、江戸時代に日本に伝わり、江戸時代後期に石川県加賀市の宮本屋窯で大成し、明治期にジャパンクタニとして世界に名を馳せたそうです。ここまで、まとまって展示される機会が少なかった作品を一堂に公開されていて、細密描写の高い技術力、作品による豊かな表現世界が楽しめる展示とのことです。
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| 展示室は3室ありますが、広い空間なので、多くの展示がありましたが、ゆったりとゆっくり見学できました。
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| 私は陶器もガラス器も、そして赤色も好きですが、赤色の作品は少ないので、今回、赤絵の九谷作品を多く見学出来ました。鮮やかな赤色と見事な文様です。
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| この作品は四角い徳利ですが、それほど大きくない作品に余白がないほど模様で埋め尽くされていています。
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| この作品は「浦島太郎図盃」という作品で、直径10センチ足らずの小さな盃に、浦島太郎の物語が描かれていて感動しました。器の内側の底に浦島太郎、器の内外全体に竜宮城など、物語が描かれていて、作品を見入ってしまいました。
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| この作品は、六角形の急須ですが、色、形、模様と美しいですね。
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| 赤色以外の作品の展示もあり、この作品は「菊束に蝶図兜形平鉢」といって、江戸時代の作品ですが、古九谷の大作らしいです。
「九谷赤絵の極致」展は11月24日(日)まで、兵庫陶芸美術館にて開催中です。
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| ひととおり展示を見学して、展示棟から連絡橋の向こうに広い空間が見えるので、連絡橋を渡ってみました。
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| 連絡橋からも、美しい樹々の景色が見えます。
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| 連絡橋を渡ると、そこには手作りケーキと生パスタのお店「虚空蔵」があり、店内からも、店外のデッキからも丹波焼の里が一望できるレストランがありました。レストランは満席です。
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| 広大なデッキテラスは、レストランを利用しなくても休憩場所として利用できます。それにしても、超広い~
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| 展示品の見学の後は、広いデッキテラスで、丹波篠山の景色を見て休憩できるのも、この美術館ならではですね~
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| けっこう多くの人がテラスで休憩していましたが、広いので、混雑感が全くなくてゆったりしています。
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| テラスの近くには茶室もあって、情緒あるお庭の景色も楽しめます。
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| 今秋は、里山にて新鮮な卵かけご飯に、鮮やかな九谷焼の展示を素敵な美術館で見学出来、丹波篠山の美しい景色と美味しい食事と空気も味わえた秋となりました♪
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おすすめの展示会♪スティーブ・ジョブズも魅了した
昭和初期の日本各地の美しい風景の特別展です。
| 大阪城公園近くの、NHK大阪放送局 に隣接する、大阪歴史博物館での展示会のお知らせです。
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| 只今、大阪歴史博物館では「川瀬巴水の旅と郷愁の風景」の展示会が開催されています。
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| 葛飾北斎、歌川広重と共に日本を代表する木版画家で、季節や天候、時のうつろいを豊かに表現し旅情詩人とも呼ばれた、川瀬巴水の作品が150点も展示されています。北斎や歌重ほど個性的な作品ではなく、ピュアに美しい日本各地の風景の木版画は、海外セレブやスティーブ・ジョブズまでが魅了され、コレクションしていたそうです。
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| 三菱の創業者、岩崎弥太郎の甥、小彌太の別邸庭園からの富士山をバックに、約3000株のつつじやシャクナゲの満開の作品は、圧巻の美しさです。
※撮影不可にて画像は公式HPより
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| 華やかな作品より、夜の暗闇や小雨や吹雪の作品が多く、特に夜の景色の作品は、昭和初期の夜なので灯りは非常に少ないのですが、様々な黒色や灰色、濃紺、深緑を使っているので、暗いというより神秘的な美しさを感じました。
※撮影不可にて画像は公式HPより
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| 日本各地の木版画が展示されていますが、関西の作品も多く、この作品は京都金閣寺です。青と白色だけを基本に使っているのが冬らしくて、木版画なのに本当に吹雪が待っているように見えます。金タワシを使って吹雪を表現したそうです。
※撮影不可にて画像は公式HPより
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| この作品は、昭和初期の道頓堀川です。早朝の仕事始め感が良く出ていますね。
※撮影不可にて画像は公式HPより
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| この作品は、アメリカで発行された、「ThaJapanTradeMonthly 」の表紙を飾った作品です。日本庭園にサンタクロースとは洒落ていますね♪
※撮影不可にて画像は公式HPより
「川瀬巴水の旅と郷愁の風景」展は大阪歴史博物館にて12月2日(月)まで開催中です。入館料1300円で日本の美しい風景の木版画を150点も見学できるので、是非、おすすめの展示会にてお知らせしました♪
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