
久々にお江戸に行ってきました♪
| 春まだ浅い週末に、久しぶりに東京にお出掛けしました。早朝の伊丹から羽田へのフライトは、機内の窓から見える景色も快晴です♪
|
| 東京に到着して、まず最初に訪れたのは六本木にある東京ミッドタウンです。天まで届くような美しい高層ビルはじめ、広大な緑地と6つの建物からなる、旧防衛庁跡地だったんですね~
|
| 新しいスタイルの複合都市のミッドタウンには、リッツカールトンホテルや店舗、レストラン、オフィス、クリニック、ギャラリーと様々な施設が集まっているそうです♪
|
| その東京ミッドタウン内にあるサントリー美術館では、只今『エミール・ガレ憧憬のパリ展』が開催されています。ガレの没後120年を記念する、フランスのパリ装飾美術館からパリ万博出品作の優品が多数出品されているそうで、ガレだけの展示会はあまり記憶が無く、ガレ好きの私には、たまらない展示会にて楽しみです♪
|
| 展示は最初から素敵な作品が多数並んでいて、テンションアップです♪この作品は12菱形の花形のコンポートで、お皿の表面と裏面に違う文様が描かれていて、ガラスの透明性を活かして、表裏を重ねることでひとつの文様をなしているそうで、すごい!
|
| この作品は、ガラスの花器にジャンヌダルクが彫り描かれている、ガレが1889年のパリ万博で発表した、黒色ガラスを使用した大作とのことです。黒色を取り入れて、闘うジャンヌダルクの苦しみも表現しているのかな・・・
|
| この作品は、溶けたガラスを張り付ける溶着の手法を駆使した作品で、カトレアの花が立体的で現実的に表現されていてとても美しい作品ですが、花瓶の裏には弱々しくしおれたカトレアがあり、生と死の表裏一体が表現されているそうです。
|
| この作品は、花器の円形型のドームに風景が、表現されていて、家屋と樹々の器から飛び出さんばかりの立体感が、ガレの自然観を反映しているそうです。美しいなぁ~
|
| これはイスラムのモスクで使用されるランプを花器で表現した作品らしく、1884年頃からイスラム風のモチーフがガレの作品に現れたそうです。大きな花器で本当に美しいですね~
|
| エミール・ガレ(1846年~1904年)は、フランスロレーヌ地方で父が営む高級ガラス、陶磁器の製造卸販売業を引き継ぎ、ガラス、陶器、家具において独自の世界観を展開し輝かしい成功を収めるも、白血病により世を去ったそうです。ゴッホやピカソ、モネなどが絵画の天才ならば、ガレはガラスの天才ですね!
|
| 唯一ランプで展示されていた「ひとよ茸」という作品は、高さ70センチ位はあり、ひとよ茸3本が見る角度によって曲がり方が違うので360度楽しめる大作です。笠が開いても一晩で溶け落ち土に帰るひとよ茸に、ガレは自然の摂理、輪廻の世界を託して作った作品とのことです。神秘的ですごい作品です。
|
| 細かい象嵌が入った、ガレの家具も素晴らしいです。
『エミール・ガレ憧憬のパリ展』
東京ミッドタウン、サントリー美術館にて、4月13日(日)迄開催中
|
| 東京ミッドタウンから次の目的地に向かって歩き出すと、快晴の春の空に東京タワーがきれいに見えました♪向かって左側に少し写っているのは麻布台ヒルズで、巨大すぎて圧倒されちゃいました💦
|
| 目的地に向かうほど下町っぽくなってきましたが、お次は東京スカイツリーが顔を出してきました。
|
| 次の目的地は浅草で、せっかくなので浅草寺にお参りしておこうっと。浅草に来るのは約10年ぶりです。雷門は経営の神様、松下幸之助氏が再建したので、大提灯に「松下電器」社名とお名前が入っているのですね~
|
| 浅草も、浅草寺もインバウンド含め、すごい人混みです(>_<)
|
| 浅草寺周辺にはとても多くの飲食店が立ち並んでいて、大通りから外れると、そこは古き良き下町感漂うお店がずらりで、焼肉激戦地区の浅草には、浅草ホルモン横丁といって、ホルモン焼のお店ばかりが軒を並べる通りがあるのです♪
|
| ホルモン横丁の細い脇道にも、またホルモン焼のお店がズラリ並んでいて、いったい何件あるのやら??でも、どのお店もお客さんでいっぱいで、さすが東京、人が多い!
|
| 見ているだけでも楽しくて、ふらっと入ってしまいそうになりますね(笑)
|
| 浅草には、現存する地下商店街としては最古らしい浅草地下街もあり、昭和レトロでデイープ過ぎます。カンヌ国際映画祭で役所広司さんが男優賞を受賞した、映画「パーフェクト・デイズ」のロケ地でもあり、好きな映画だったので、ロケ地に来れてうれしくなりました(^^♪
|
| にぎやかな浅草ばかりではありません。雷門近くの商店街の路地を入れば、急に落ち着いた雰囲気になります。そこにひっそりとあるお店にて、夕飯タイムとなりました。
|
| お店の名前は「ひろ里」という店名で、おでんや季節料理のお店で、東京の方に教えていただかないと見つけることのできないお店です。食べログには掲載されていますが、単なるおでん屋さんでスルーしてしまうかも?このお店のおでんは、今まで味わったことのない「名おでん」とのことで楽しみ!
|
| 店主お一人で、9席ほどのカウンターのみのこじんまりしたお店です。清潔感のあるお店だな~が第一印象で、店主さんは静かな方だな~というのが第二印象でした。
|
| カウンターには、おでんがたくさん煮えていますが、関東なのに煮汁は黒くなくて、いえ、かえって煮汁の色がとてもうすくて澄んでいて、関西でもここまで透き通った煮汁のおでんは見たことがないので、まず、驚きます(◎◎)
|
| 熱燗を作る酒燗器、かんすけというのでしょうか?雰囲気ありますね~
|
| 「ひろ里」さんは、築地から仕入れる鮮魚も美味しいらしく、店主さんが、アジをさばいて小骨を丁寧に抜いている様子も目の前で眺められて、これから頂くお料理に期待がふくらみます(^^♪
|
| まずは、お刺身の盛り合わせからで、マグロにイカもとても美味でしたが、サヨリのお刺身に感動です。ひかりものが少ない関西では、中々、味わえない一品ですね。
|
| 新鮮なサヨリの身はキラキラでキレイ♪味はあっさりしていて、やわらかく甘さもあり、美味しい♪
|
| 次はお待ちかねの名おでんです。最初はやはり大根からですよね~澄んだ出汁で煮込まれたおでんってどんな味なのかいただくと、「ひろ里」さんのおでんは、だしにお塩のみで味付けされているそうで、すごくあっさりしていながらも味はしっかり染み込んでいて美味しい!ここのおでんは、とても手間がかかるそうです。
|
| はんぺんも煮込んでいても出汁が澄んでいるので、もとの白いままです。
|
| ロールキャベツも塩味がほどよくて、上品なおでんです。
|
| 「ひろ里」さんのおでんの名物は豆腐で、見た目、冷ややっこに見えますが、絹ごし豆腐はしっかり煮込んであって塩味のお出しがしゅんでいます。そこに細かく刻んだ白ネギをてんこ盛りにのせてくれます。それだけでなく・・・
|
| たっぷりの白ネギに七味唐辛子と少しの醤油をかけて出してくれますが絶品のおでんです。皆さん注文されていました。「ひろ里」さんは、おでん店なのにカラシは置いていません。お出しの味がしゅんでいて美味なので、確かに、カラシはいらないですね~
|
| おでん以外の一品もあって、これは親子焼きといって、鶏肉が入った卵焼きですが、甘めの味付けが、塩味のおでんとは逆で、お箸休めになるところが店主さんの料理のセンスの良さですね♪
|
| 〆のご飯は、白飯におでんの出汁をかけて、だし茶漬けにするのが通らしいですが、この日はご飯が売り切れていて(涙)おでんの出汁のみいただきましたが、すまし汁のように美味でした♪とても居心地のいい、浅草の名店でした。
浅草「ひろ里」 TEL 050-5592-4597
|
| 東京2日目も快晴で、早朝から散歩に出ました。宿泊先の半蔵門周辺は、千鳥ヶ淵や皇居に近く、緑が多くてゆったりしていて気持ちいい~♪
|
| 今回の東京訪問で、是非、訪れたかったのが、靖国神社でした。何も考えず、たまたま見つけた宿泊先が靖国神社まで歩いて15分ほどの半蔵門だったのも不思議ですが、宿泊先から千鳥ヶ淵周辺を散歩して、靖国神社に向かいました。靖国神社にも、約10年ぶりに来ることができました。
|
| 早速、本殿にお参りさせていただきました。
|
| 写真撮影は出来ませんでしたが、早朝の本殿の中は神職の方々が、とてもきれいに掃除をされていて、私も身が引き締まる思いです。
|
| 海軍陸戦隊の行進も有り、海軍将校役の方の指揮と、軍楽隊役の方の吹き鳴らす勇壮な進軍ラッパに合わせて、神社内を行進していました。
|
| 靖国神社内にある遊就館には、戦時中、国の為に生命を捧げた英霊のお写真、ご遺品、肉質のお手紙の展示等も多数あり、胸がいっぱいになります。
|
| 遊就館の入口には、実際使用されていたゼロ戦の展示もありますが、思っていた以上に小さくて操縦席が狭いですね。
|
| 只今、遊就館特別展『終戦八十年戦跡写真展~今も残る英霊の足跡』が開催されています。何不自由なく平和に、今現在に生きる私ですが、たったの80年少し前はまだ戦争中で、忘れてはならないことだと思いました。
靖国神社 遊就館にて 12月7日㈰迄開催中
|
| この度の東京訪問、ラストは、上野に行きました。相変わらず賑やかですが、新しいビルなど増えているようです。
|
| 上野と言えば、上野公園ですが、3月入ってすぐなのに、もう桜が咲き始めていて、暖かいお天気で、もうすっかり春ですね~🌸
|
| この度、上野公園に訪れたのは、久しぶりの東京訪問の記念に、歴史ある老舗の料亭にてランチをとる為でした。
|
| 上野公園内にある、明治8年創業の韻松亭(いんしょうてい)は、明治政府が上野公園を訪れる市民の為に飲食施設も必要と考えて、民間人を選んで、いくつかの飲食施設を上野公園につくらせた中のひとつで、上野と共にはぐくまれた歴史ある料亭のひとつだそうです。
|
| 韻松亭の小さな門をくぐると、玄関までは、手入れの届いた中庭になっていて、もう、ここでステキ~と言ってしまいます。
|
| こじんまりとした畳の玄関で靴を脱ぐと、玄関にも中庭があって、米俵のオブジェが、お米への感謝や豊作を表しているのかな~
|
| 料亭内は、クラシックで日本の歴史を感じる木造の造りになっています。
|
| 料亭内は広くて、大小いろいろなお席があるようですが、通してくれたのは、中庭が眺められるカウンターのお席でした。
|
| ゆったりと広い座り心地の良いカウンター席からは、上野公園の不忍池方向の景色が一望でき、満開の桜も眺めながら食事ができるので、これからの季節は昼夜と予約でいっぱいだそうです。
|
| 前菜には生湯葉やお豆腐料理が多いので、京都っぽいなと思いましたが、説明書を読んでみると、豆腐は滋賀産の国産大豆で、料亭自社工場で職人が毎朝手造りしているそうです。
|
| メインの花籠の中には、だし巻き卵、お魚、煮物、酢の物と何種類入っているのでしょうか・・・生麩、こんにゃくも全て手作りとのことです。うす味でとても美味です。
|
| ご飯ものは豆ごはんで、鯛のフライもついていてもうお腹いっぱいになってしまい、豆ごはんはおにぎりにしてもらって持ち帰りました。
|
| デザートはフルーツの水菓子と、お麩のちまき饅頭でしたが、お饅頭も食べきれずで、持ち帰りにしてくれました。私自宅近くの大阪城公園も大きな公園で桜もきれいですが、このような料亭はないので、あればいいなぁと思いつつ、記念に残る上野ランチに大満足でした。
上野 韻松亭 TEL 050-3628-5024
|
| 食後のお散歩に、上野公園内の東照宮など、いくつかまわりましたが、公園内は本当に超広~い
|
| せっかくなので、アメ横もふらりと寄りましたが、人だらけです💦
|
| アメ横のお店の店員さんも、お客さんも外国人が多くて、もはや、ここは外国ですね~
|
| 久しぶりの東京を楽しんで、大阪に帰る為、羽田空港に到着。時間があったので展望デッキから飛行機の離着陸を眺めてます♪
|
| 大谷翔平選手が大きく描かれている「SHOJET」もカッコイイ♪
|
| 夕日に飛行機もきれいですね~お天気にも恵まれ、いろいろな東京を楽しむことが出来て、美味しいお食事も頂けて、感謝、感謝の旅でした(^^)
|